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東大生スタッフが語る「合格当日」

2014年03月10日

本日、東京は本当に気持ちの良い天気になりました。空は遠く高く、春風が胸をくすぐります。
受験生の皆さんは、今どんな思いが胸を満たしているのでしょうか。
こちらの記事をご覧になっている「東京大学2014年度新入生」の皆さんにお祝いを申し上げる前に、私、東大生スタッフFの思い出話にしばしお付き合いください。

2年前、2012年の3月21日も今日と同じような晴天でした。埼玉の地元から電車に揺られて、一人で本郷キャンパスへ向かいました。
あるいは大きな、人生の分岐点へと、差し掛かっていました。
3月10日、合格発表掲示版前で深い穴へ放り出された記憶、また、隣のあの掲示板で手にした後期試験への切符を大事に抱えて。
痺れるような不安と期待で、頭がくらくらしながら、駅から赤門までの道のりを歩きます。
時間は確か午後1時頃。前期試験ほどの賑わいはなくとも、道中何人かの学生服姿とすれ違うことがありました。
すでに合否を確かめた人たちの顔を見るのが恐ろしくて、喜色も憂色も目に入らぬよう、顔を伏せて歩いてゆきました。

赤門をくぐると、前に一度来た、合格通りまでの道をたどります。
予想していたものの、やはり掲示板のあたりは前期に比べてずっと閑散としていて、今まさに番号を探している受験生、電話をする者、サークルの勧誘、見物人などがまばらに立っているばかりでした。
カバンから受験票を取り出して、手元が震えて、とっくに暗記してしまった番号を張り紙の中に探します。

息が詰まりました。

うるさい音が聞こえたような気がして、まず肩と肘が強烈な熱をもって硬直します。
息が漏れ、後頭部からジンジンと波が伝わって、腿、膝へと流れ込みました。
自分でもおかしいと思うくらい、体が動かなくなるんです。
関節は曲がらず、ロボットのように手足を動かしてそばの建物の階段へ座り込み、うずくまり、静かになりました。

少々冗長に過ぎましたが、本日合格の皆さんの激情は、筆舌に尽くしがたいものでしょう。
一人の先輩として、心よりお祝い申し上げます。
東京大学合格、ほんとうに、おめでとうございます。
そして今まで、お疲れ様でした。
皆さんのこれからのご健闘をお祈りしています。
                    平成26年3月10日



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