徒歩による所要時間は、道路距離８０ｍ＝１分間として算出し1分未満の場合は1分として切り上げて表示しています。信号の待ち時間や坂道は考慮しなくてよいことにしています。（不動産の表示に関する公正競争規約より）
道路距離８０ｍ＝1分間の根拠は、Ｂａｃｋ　up‘79の時代は「50代の男性が革靴を履いて歩く速度」と説明していました。最近は「通勤時にＯＬがハイヒールを履いて歩く速度」との説明が多いようです。
道路距離計測方法は、地階に改札口がある場合も地上出口（物件に一番近い出口）から計測して表示されます。
計測は、通常、不動産パーッケージ（株式会社ゼンリン）等のソフトで計算します。信号、坂道、階段も考慮されません。

自転車による所要時間は、道路距離を明示して、走行に通常要する時間を表示しなければなりません。徒歩所要時間のように００ｍ＝0分というような算出基準はありません。
通常は分速、１８０ｍ〜２１０ｍで表示されます。
例、東京大学正門から山手線駒込駅北口まで２，９１０ｍ、徒歩３７分、自転車１７分（分速１７１ｍ）

　一畳当たりの広さは、１．６２平方メートル（各室の壁芯面積を畳数で除した数値）以上をいう（不動産の表示に関する公正競争規約表示規約施行規則第１１条第１６号）
壁芯面積とは：壁の中心部に線を引き、計測します。したがって、壁が厚いほど、畳数表示は同じでも、実際使用できる面積は狭くなります。
マンションの専有部分の面積計算方法はふた通りあります。建築基準法での計算方法は上記の壁芯計算法です。不動産の募集図面も建築基準法の計算方式です。
もう一つの、不動産登記法での面積表示は、内壁で囲まれた部分を計測する、内法（うちのり）計算法です。

ダイニング・キッチン（DK）　台所と食堂の機能が１室に併存している部屋をいい、居室（寝室）数に応じ、その用途に従って使用するために必要な広さ、形状及び機能を有するものをいう。
リビング・ダイニング・キッチン（LDL）　居間と台所と食堂の機能が1室に併存する部屋をいい、居室（寝室）数に応じ、その用途に従って使用するために必要な広さ、形状及び機能を有するものをいう。

（参考）不動産の公正競争規約、表示規約第１８条（特定用語の使用基準）第１項第3号及び第4号

マンション・アパートの賃料は、建物の住戸（及び敷地）の使用の対価として、借主から貸主に対して支払われる金銭その他のものをいう。借主は建物の使用に必要な範囲で建物の使用できる権利を有する。但し、駐車、駐輪等の費用は別途生じる場合が多い。

共益費は、アパートもしくは、専ら貸主自らが管理している建物で、階段、廊下等の共用部分の維持管理に必要な光熱費、上下水道使用料、清掃費等に充てるため借主が貸主に支払うものとされています。

マンション等の区分所有建物は、共益費でなく、管理費という名目で、借主が貸主に賃料とは別に金銭を支払うものとする場合もある。一般に、区分所有等の共用部分の維持管理費用を管理組合が区分所有者から徴収する場合の名称として用いられるが、区分所有でない建物でも、管理人の存在やエレベーターなどの付属設備がある場合は、貸主が借主から徴収する場合が多い。

1981年（昭和56年）発行『Back up '81』（編集人：中村良輔）から

東京の鉄道網は、今日からキミの足・・・・
都会生活の総てにかかわり合う鉄道！上手に使って充実した生活を！

時間と距離─────
地方と東京の学生生活の中で、いちじるしく異なるものに「通学手段」と「通学所要時間」がある。 地方の学生の場合、徒歩ないしは自転車で通える人が6割以上もいるのに比べて、東京では2割を下回っており、大半の人がなんらかの交通機関を利用している。
また、地方ではマイカーも重要な足になっているが、東京では駐車料の高騰、交通量の増大等により駐車場を確保するのがむずかしく、マイカー通学は不便といえる。
通学所要時間については、地方の学生の8割が15分以内ときわめて近いのに比べ、東京では7割を超える人が30分以上かけて通学している。

『Back up'81』 p22-23